2018年11月30日に、第一回公認心理師国家試験の結果が発表され、2019年春には多くの公認心理師が誕生することになります。
日本心理学会は、「公認心理師の会」の設立を発表しました。
「設立の目的」として、
これまでの民間資格時代の考え方にとらわれることなく,科学者―実践家モデルの理念を大切にする未来志向の公認心理師をめざす団体です。公益社団法人日本心理学会および公認心理師養成大学教員連絡協議会の理念のもとで養成された科学者-実践家モデルに基づいて,公認心理師を支援します。公認心理師のスキルアップとキャリアアップをめざします。
とあります。
「これまでの民間資格時代の考え方にとらわれることなく」
という言葉は、「臨床心理士とは違うよ」ということを意味しているのでしょうか。
「公認心理師の会(仮称)」のサイトも、トップページだけですが、できていました。
一方、この夏に「公認心理師協会」に名称を変更しようとしたけれども反対されて頓挫した一般社団法人日本臨床心理士会も、日本公認心理師協会を別に立ち上げようとしているようです。
このあたりの動きはまだはっきりしませんが、どっちが仕切るかということで日本心理学会と日本臨床心理士会の利害関係が対立しているため、足並みがそろわないということのようです。
職能団体がいくつも乱立して、現場の人たちが混乱するという事態にならなければいいのですが、さて、どうなるのでしょうか。