よろず覚え帖。

公認心理師試験についての覚書

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emou(エモウ)| 発達障害者向けのVR支援プログラム開発

発達障害者向けのソーシャルスキルレーニング(SST)のVR支援プログラムが開発されたとの記事です。

発達障害者向けのVR支援プログラム開発|ASCII.jp

 

「emou(エモウ)」と名付けられたVRプログラムで、「利用者は社会生活における様々な場面を、実際の空間で体験しているかのように何度でもトレーニングができる」とのことです。

 

公式サイトでは次のように紹介されていました。

「emou」は、学校生活や職場などの日常生活の中で欠かせないソーシャルスキルを、VRのリアルな仮想空間内で何度でも体験トレーニングを行うことができる発達障害支援プログラムです。利用者は、これまでのワークシートやロールプレイでは再現が難しかった社会生活における様々な場面を、まるで実際の空間で体験しているかのようにして、何度でもトレーニングすることができます。

https://jollygood.co.jp/news/967

 

 

 

プレスリリースはこちら。

prtimes.jp

 

SSTソーシャルスキルレーニング)とは、対人関係や集団行動のための社会的なスキルを学ぶためのトレーニングですが、これまでのSSTではロールプレイなどが中心で、支援スタッフのスキルもばらつきがあり、効果が限定的だったとのこと。

 

今回開発されたVRプログラムでは、学校や社会での生活をVRでリアルに体験して、他者への適切な言語的・非言語的応答をトレーニングすることができるように工夫されています。

 

VRを使ったトレーニングや心理教育としては、統合失調症の幻覚などを体験できる「バーチャルハルシネーション」がありました。

 

発達障害の方のSSTとしてVRを使うことが、どれくらい有効なのか、これからの研究も必要になってくると思われます。

月額5万円からという料金は、ちと高いような気もしますが、普及してくるともっと安価に利用できるようになるのでしょうか。

 

仮想現実(VR)を用いた発達障害者の支援についての研究も検索してみました。

 

Using virtual reality to train emotional and social skills in children with autism spectrum disorder

自閉症スペクトラムの子供に、VRを使って情緒と社会スキルのトレーニングを行ったという研究のようです。

VR seems to be a promising asset to traditional training and therapy while the importance trainers’ or therapists’ support has yet to be further investigated.

VRの効果を認めつつも、トレイナーやセラピストの重要性についてはさらなる調査が求められるとのことでした。

 

そういえば一般の人が、自閉症の人の体験している世界を追体験できる映像も見たことがあります。

 

Carly's Café - Experience Autism Through Carly's Eyes

 

新年度ももう目の前で、となると8月の第2回公認心理師試験もすぐにやってきそうですね。受験される方、焦らずボチボチ試験勉強してくださいね。

 

第2回公認心理師試験(2019年)「出題基準」(ブループリント)出ました。

2019年8月4日に実施予定の、第2回公認心理師試験の「出題基準」が、心理研修センターのホームページに掲載されていました。

 

第2回公認心理師試験「出題基準」(ブループリント(公認心理師試験設計表)を含む。)。

 

第1回公認心理師試験のブループリントと比較してみようと思うのですが、文字数が多くて面倒ですね。

 

ということで、

difff《デュフフ》


というウェブサービスを使って、二つのテキストを比べてみました。

違いが、青色でマーキングされます。

 

「到達目標(目安) 出題割合」

については、変更はないようです。

 

ザーッとみたところ、

  • リサーチ・クエスチョン
  • 対人ストレス
  • 集団内過程、集団間過程
  • ソーシャル・ネットワーク
  • ソーシャル・サポート
  • 集合現象
  • 地域包括ケアシステム
  • コミュニティ・アプロ―チ
  • エンパワメント
  • ナラティブ・アプローチ
  • ストレングス
  • プログラム学習
  • 発見学習
  • 学習障害<LD>
  • 司法面接
  • 施設内処遇と社会内処遇
  • 障害者の就労支援
  • アドヒアランス
  • 障害福祉計画
  • 更生保護施設
  • 地域生活定着支援センター
  • 自立援助ホーム
  • 自立更生促進センター
  • 職場のメンタルヘルス

といったキーワードが追加されているようでした。

 

損保ジャパン、公認心理師向け保険、相談トラブル対応

産経新聞のサイトに、公認心理師対象の保険に関する記事が掲載されていました。

www.sankei.com

 

心理専門職として国家資格となった公認心理師を対象とした保険が、4月から提供されるとのことです。

心理カウンセリングでは、患者の症状が改善しないなどの言いがかりを受け、カウンセラー側と患者側との間で裁判になる事例も散見される。そうしたトラブルに保険で対応するとともに、新たな保険市場を開拓する狙いもある。

とのことです。

日本遠隔カウンセリング協会(JTA)と共同の賠償保険制度(1回の事故に支払われる保険金は500万円までで、弁護士費用なども含まれる)で、利用するには同協会の会員(準会員)になる必要があるようです。

 

もちろんできることなら、このような保険を利用する事態にならないことを願いますが、こうしたことも考えておかなければならないのでしょうね。

 

対象喪失に伴う悲嘆反応に対する心理的支援

問 20は、次のような問題でした。

対象喪失に伴う悲嘆反応に対する心理的支援について、正しいものを1つ選べ。

① 悲嘆を悪化させないためには、喪失した対象を断念することを勧める。

② 理不尽な喪失体験に遭遇したときは、現実検討ではなく気分の転換を優先する。

③ 喪失した対象に対する悲嘆過程を共に体験し、その意味を共に探ることが目標である。

④ 悲嘆が病的な反応へと陥らないように、健康な自我の働きを支えることが目標である。

⑤ 悲嘆反応の中で出てくる喪失した対象への罪悪感は、病的悪化の要因になりやすいため、心理的支援の中で扱うことは避ける。

 

「第1回公認心理師試験(平成30年9月9日実施分)の合格基準及び正答について」によると、「正しいものを問う問題として、複数の選択肢が正解と考えられるため」、「③又は④を複数正解とする」ことになっています。

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本は人生のおやつです!!まちの書店の「カウンセリング」と読書療法について

大阪市内の書店で、「読書カウンセリング」を行なっているという記事です。

www.itmedia.co.jp

 

「店主がカウンセラーとなり、その人の好みや気持ちなどに応じて、おすすめの本を紹介してくれる」という試みだそうで、なかなか面白そうだと思いました。

 

書店のサイトも見てみました。

本は人生のおやつです!!

 

「読書療法(Bibliotherapy)」というのもあるくらいなので、書店がこうした場所になるのはいいんじゃないでしょうか。

「読書療法」で研究されているのは、『うつのセルフ・コントロール』、『いやな気分よ、さようなら』といった認知行動療法に関する書籍を読むことで、実際に認知行動療法を受けなくても同じくらい改善する可能性があるといったものです()。

 

しかし、心理教育的な本でなくても、心の支えになったり、何かを気づかせてくれる本はたくさんあるのではないでしょうか。

 

小学校、中学校でも、クラスに馴染みにくい児童・生徒が、図書館の司書の先生に支えられることがありますよね。

 

 

ひきこもりと地域障害者職業センター:第1回公認心理師試験(2018年)過去問ふりかえり

第1回公認心理師試験(2018年)の過去問のふりかえりです。

 

問19は、

ひきこもりの支援について、正しいものをつ選べ。

という問題です。

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