第1回公認心理師試験「出題基準」(ブループリント)平成30年版から、「脳・神経の働き」についてのキーワードを抜き書きしています。
(1)脳神経系の構造と機能
中枢神経(ニューロン、グリア、シナ プス、脳脊髄液)
中外製薬のこのページに、わかりやすく解説していました。
「中枢神経(ちゅうすうしんけい」とは、脳と脊髄からなる、全身に指令を送る神経系統です。
では、脳や神経系が英語でなんというか、解説してありました。次の動画がわかりやすいです。英語ですが、流し見してみましょう。
末梢神経 機能局在(大脳皮質、辺縁系、視床、 視床下部)
末梢神経(まっしょうしんけい)は、中枢神経と、からだの諸器官に分布する神経を結び、情報伝達をおこなっています。
「運動神経」と「自律神経(じりつしんけい)」のふたつにわかれます。
動画がありました。
自律神経(交感神経、副交感神経)
高校生向けの受験動画でしょうか。塾が公開しているようです。わかりやすかったです。
【生物基礎】 体内環境の維持37 自律神経:交感神経・副交感神経 (18分)
睡眠
ストレスクリニックのお医者さんによる解説。
摂食行動
摂食行動は視床下部を中心として、大脳皮質から脊髄までの神経ネットワークによって制御されている。
視床下部と摂食調節との関連は,臨床的知見をとおして古くから示唆されてきた。たとえば,Fröhlich症候群の患者にみられる極端な肥満症が視床下部の障害によることや,下垂体腫瘍患者にみられる視床下部性の肥満は古くから注目されていた。しかし,その関連が実験的に確立されるようになったのは,脳定位固定装置の導入後の脳局所部位の破壊や刺激実験による。
TEDのスピーチが分かりやすいと思います。
性行動
研究室の扉「性行動に関与するニューロンの幼少期における活発な働き」馬谷千恵助教、岡良隆教授
理研の動画。わからんかった(笑)。
サーカディアンリズム
circadianはラテン語のcirca(約)とdies(日)に由来し、「サーカディアンリズム」とは約24時間周期のリズムのことで「概日リズム」とも呼ばれる。原核生物からヒトにいたるまで地球上のほとんどすべての生物はその生命現象に約24時間周期の自己発振性のリズムを持っている。このリズムは外部環境の変化のない恒常条件下におくとその生物種に固有の周期(ヒトでは25時間、マウスでは23時間といわれている)でフリーランする。しかし通常、生物は地球の自転(正確に24時間)によって生じる外部環境の変化に自己の体内時計を同調させるべく毎日体内時計を修正しているわけである。この体内時計の位相を変化させる最も強力な要因としては明暗周期が知られている。
のだそうです。次のページから。
情動行動
専門家による解説。細かすぎるかな。動画は5分くらいでした。
10分でわかる脳の構造と機能vol.9「視床・視床下部」‐畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター‐
神経伝達物質(受容体、グルタミン酸、 GABA、アセチルコリン、ノルアドレナ リン、ドパミン、セロトニン、オピオ イド類)
高校生向けの動画。これは分かりやすい。
(2)記憶、感情等の生理学的反応の機序
キーワードだけ挙げておきます。
意識
知覚
記憶
記憶については、下記を。
感情
体温
皮膚電位図
筋電図
心電図
脳波
事象関連電位
局所脳血流変化
(3)高次脳機能の障害と必要な支援
失語
失語症チャンネル。