高い目標を立て、それを高い水準で完遂しようとする動機
問 4 高い目標を立て、それを高い水準で完遂しようとする動機として、 最も適切なものを 1 つ選べ。
① 親和動機
② 達成動機
③ 外発的動機
④ 生理的動機
⑤ 内発的動機
達成動機
問 4: ②
高い目標を立て、それを高い水準で完遂しようとする動機として、最も適切なものは「達成動機」です。達成動機は、個人が自己の能力や成果を高めるために困難な目標を設定し、それを達成しようとする内在的な動機付けです。達成動機を持つ人は、成果の達成や課題の克服に対する喜びや満足感を重視し、自己の成長と達成感を追求します。
他の選択肢の説明
- ① 親和動機（affiliation motivation）:
社会的つながりや関係を重視し、他人との絆や交流を求める動機です。
- ③ 外発的動機（extrinsic motivation）:
外部からの報酬や認知、義務感などに基づいて行動する動機です。
- ④ 生理的動機（physiological motivation）:
生物学的な欲求や需要、快適さや生存に関する動機です。
- ⑤ 内発的動機（intrinsic motivation）:
内部からの自己満足や興味、好奇心に基づいて行動する動機です。
高い目標を達成するためには、内在的な動機である達成動機が重要な役割を果たします。
心理学的に言えば、動機づけは個人の行動を促し、方向付け、維持する内部または外部の要因やプロセスのことを指します。つまり、なぜ人々が特定の行動を選び、それを実行しようとするのか、何が人々を活動させ、行動の継続を支えているのかということを研究する領域です。
動機づけは、さまざまな要素や要因によって形成されます。主な心理学的な理論やアプローチでは、内発的な動機と外発的な動機の二つの主要なタイプの動機づけを認識しています。
内発的な動機づけは、個人自身から湧き出る内部の要因に基づいて行動することを指します。これは好奇心、自己成長の欲求、楽しみ、興味、達成感など、自己内部の要素によって駆り立てられる動機です。
一方、外発的な動機づけは、外部からの要因や報酬に基づいて行動することを指します。これには報酬、認知、評価、義務感、社会的な圧力などが含まれます。外発的な動機づけは、外部の要素によって引き起こされる動機です。
さらに、心理学では他にもさまざまな動機づけ理論があります。例えば、マズローの欲求階層理論、セルフディターミネーション理論、成就可能理論などがあります。これらの理論は、個人がどのようにして欲求やニーズを満たし、目標を達成しようとするのかを説明するために使用されます。
総合すると、動機づけは行動の原動力であり、個人が目標に向かって行動し、それを達成するために取り組む要因やプロセスの総称です。内的な欲求や外部の報酬、個人の価値観や目標、社会的な要因などが動機づけの要素として関与します。
