臨床心理学雑記

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ストレスがあるとCOVIDワクチン接種率が高くなり、距離を置くガイドラインの遵守率が低くなることが判明

メモです。

 

ストレスがあるとCOVIDワクチン接種率が高くなり、距離を置くガイドラインの遵守率が低くなることが判明

Distress leads to higher COVID vaccine rates, less adherence to distancing guidelines, study finds

https://www.sciencedaily.com/releases/2022/08/220825120352.htm

 

"新しい研究によれば、COVID-19のパンデミックの際に、不安や鬱の兆候を示し、より悩んでいた人々は、疾病対策予防センターが推奨する最良の実践方法に従う可能性が低かった。しかし、同じ人たちが予防接種を受ける可能性は、苦痛を感じていない人たちよりも高かった。著者らはこれを差動性苦痛と呼んでいる。ある面では安全な行動をとりながら、別の面では安全性を無視する、どちらも同じ心理的苦痛に反応している場合である。"

 

・COVID-19パンデミック時に、より苦痛を感じていた人(不安や鬱の兆候を示していた人)は、疾病対策センターからのいくつかの最良の実践勧告(マスクを着用するタイミングを説明する新しい推奨事項や、屋内で他人と多くの時間を過ごすことを避けるよう推奨する事項など)に従う可能性が低い

・しかしこうした人たちは、苦痛を感じていない人たちよりも、ワクチン接種を受ける可能性が高いことがわかった

・著者らは、これを「差動性苦痛(differential distress)」と呼んでいる。ある面では安全な行動をとりながら、別の面では安全性を無視する場合、どちらも同じ心理的苦痛に反応しているのである

・人々を怖がらせ、苦痛のレベルを高めることを目的とした恐怖のメッセージは、人々に行動を変えるよう促す最も効果的な方法ではない可能性を示唆している

・当局は、CDCの勧告にもっと注意を払うと同時に、より多くの人々が予防接種を受けるという最良の結果を得るために、異なる集団に対してより細かく調整されたメッセージを考慮する必要があるだろう

・おそらく、不安や抑うつを和らげる社会的つながりを維持するための方法として、より苦痛を感じている人は、社会的距離を置くことの勧めを守る傾向が弱かった

deepl翻訳です。

 

ここ何年かなドタバタでよく分かったのは、人々も政治家も科学者も、科学的な合理性だけで行動を選択しているわけじゃないってことですね。