第1回公認心理師国家試験を受験された皆さま、お疲れさまでした。
また、この度の地震で受験が延期された北海道の皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
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北海道の合格発表と解答が公表されました(2019年1月31日)。
北海道第1回公認心理師試験(平成30年12月16日実施分)合格発表 - よろず覚え帖。
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すでに、いくつかの団体や個人の方が、「解答速報」を出されています。
(「解答」と「回答」、試験の場合は前者が正しいようでしたので、タイトルを修正しています)
今回の試験は、解答に迷うものも多かったとの印象があります。
とくに、連勝複式の問題?は、なかなか厳しいと感じました。
『現認者講習会テキスト』からはあまり出なかったことか、公認心理師法は「例題」になっていて「せっかく細かく覚えたのに」とがっかりしたこと、また力動的心理療法に関する問題がないことなどについて、多くの人が戸惑いも感じたようです。
しかし、公認心理師という資格が目指していることや、求められていることは、より明確になったと言えるのではないでしょうか?
さて、解答速報のサイトいくつか挙げておきます。
こころJOBさんの速報。試験会場の外で、案内の紙を配っていました。
和光大学の高坂先生による解答。
ヒカリノ公認心理師ノートさんの解答。
辰巳法律事務所さんでは、多くの人が「自分が正解と思う番号を入力する」「公認心理師2018解答再現」という、試みをしていますね。
また、河合塾は試験の出題割合などの「分析速報」を出しています(pdfファイル)。
解答速報によっても、「正解」が違っているところもあり、これから修正されるのではないかと思われます。また、「1問1点」なのか、それとも問題によって配点が違うのかによっても、得点は変わってきます。
(精神保健福祉士は1問1点、看護師は「状況設定問題」が1問2点だそうです)
いずれ、心理研修センターからも正式な解答が提示されることになるでしょう。
合格点・合格基準(何割取れば合格か)
これも気になるところですね。
厚生労働省の、
によると、
3.合格基準
全体の正答率は60%程度以上を基準とする。基本的能力を主題とする問題
の正答率は、試験の実施状況を踏まえ、将来的に基準となる正答率を定める。
とのことなので、合格ラインとしては概ね6割取れていたらいいということでしょうか。
公認心理師試験問題(すでに過去問)のふりかえり
個人的に、わかりにくかった(あるいは間違えた)問題のふりかえりを、ちょっとずつやってみようかと思います。
問4:森田療法と精神交互作用|公認心理師試験問題のふりかえり - よろず覚え帖。
問8 パーソナリティや自我状態に関する心理検査|第一回公認心理師国家試験の過去問ふりかえり - よろず覚え帖。
問11 大脳皮質の機能局在と、答えがさっぱりわからないときに解答を選ぶ裏技|第1回公認心理師国家試験の過去問ふりかえり - よろず覚え帖。
問16 バウムテストと空間象徴理論と先端処理について|第1回公認心理師試験ふりかえり - よろず覚え帖。
問38 いじめ防止対策推進法|第一回公認心理師試験ふりかえり - よろず覚え帖。
問65:筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状と心理的支援|公認心理師試験 - よろず覚え帖。
問81 ディセプションとデブリーフィング|第一回公認心理師国家試験(2018)の過去問ふりかえり - よろず覚え帖。
問87 脳幹網様体と意識|第一回公認心理師試験(2018)の過去問ふりかえり - よろず覚え帖。
問131 若年性認知症で最も多いのは? アルツハイマーか脳血管性認知症か|第一回公認心理師国家試験2018ふりかえり - よろず覚え帖。