11月30日には第一回公認心理師国家試験の合否が発表されることになっています。
試験が終わったばかりのころは、
「試験勉強乗り切った!」
「お互いお疲れさん」
といったちょっとホッとした雰囲気もありましたが、
そろそろ、周りを見回してもなんとなく、
「自分だけ国試に落ちたらどうしよう・・・」
と不安が高まってきているような気もします。
看護師さんの国家試験の「国試に落ちたらこうなった!」体験記マンガを読みました。
そうか。
試験に落ちたときも、
- 否認
- 怒り
- 取引
- 抑うつ
(その後、「受容」?)
といった段階を辿るのですね。
ネットでの発表が予定されていますが、
このマンガに描かれているように、
「アクセスが集中して繋がらない」
ということはありそうな事態です。
受験した人数から考えると、当日はなかなかつながりにくいと覚悟しておいたほうが良いかもしれません。
不合格体験記その2も読んでみました。
看護師さんの場合は、国試に落ちると、内定があっても取り消されるということですね。
公認心理師の場合は、今回は現認者が多いので、いきなり職を失うということはないのではないか、と思いますが…
たまに飲み会などで、公認心理師試験のことが話題になると、
「今回落ちたら、もう諦める」
「来年また受ける自信がない」
「落ちたら飲みまくろう」
なんていう意見もちらほら。
【追記】12月3日
2018年9月9日に実施された第一回公認心理師試験の合否が、11月30日に発表されました。ツイッターなどでは喜びやお祝いの挨拶が行き交いましたが、残念ながら不合格だった方もおられます。
心理研修センターで発表された合格者の内訳を読むと、大学および大学院で該当するカリキュラムの単位を取得していて受験した(おそらく比較的若胃)人たちの合格率が良かったようです。
逆に言えば、現認者の中でも、臨床心理の仕事についていなかった人や、ずっと特定の専門分野の仕事(教育だけとか、司法だけなど)をしてきた人にとっては、馴染みのない領域の問題が出たという点で不利だったかもしれません。専門中心になりがちな大学の先生たちにとっても、難しかったという声も聞きます。
試験なのでどこかで合格−不合格の線を引かなくてはならないのは仕方ないのですが、果たして今回のような形の試験で、専門的な技能について測ることができるのかといった問題はあると思います。
ただ、事例問題の配点が3点と重かったことなどを考慮すると、「現認者」を合格させる方向にしようという意図は感じられました。