臨床心理学雑記

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鏡暴露療法(Mirror exposure therapy)によるボディイメージの障害と摂食障害の治療

鏡への暴露療法が、ボディイメージの障害と摂食障害の治療に効果があるとのレビューです。

 

www.sciencedirect.com

Mirror exposure therapy for body image disturbances and eating disorders: A review

 

ハイライトには、

  • 自分の身体に満足できないことは、一般的であり、治療が難しい
  • 鏡暴露療法は、身体への不満足の治療に効果がある
  • 鏡暴露療法は摂食障害やBDD(身体醜形障害)、また非臨床例に用いられてきた
  • 鏡暴露療法のいくつかの方法が有効

と書かれています。

 

鏡暴露療法は、認知行動療法のオプションの一つで、摂食障害や身体醜形障害への効果的な治療法として用いられてきました。

 

上記のようなことが議論されているとのことです。

 

日本語の文献も少し調べてみました。

「鏡エクスポージャー」という用語が使われています。

 

www.jstage.jst.go.jp

ci.nii.ac.jp

 

幻肢痛(切断して存在しない手足が痛むという症状)の改善のための「ミラーセラピー」という治療法もあるようです。そういえば、ラマチャンドランの本にも書かれていました。

www.kio.ac.jp

 

公認心理師の合格発表まであとしばらくあるので、それまで心理療法についての文献などのメモなどを書いてみます。